Bの意識
過去から得た知見で、現在から未来にかけて諦観すると見えてくる物は、「今の自分が安定した成長を維持出来ていれば次第に現状は良くなっていく」という事実だ。
人は直近の合理性に目を向けるが、それは違う。
分かりやすい例を出すと、
A「今生活費が必要だし周りの目も気になるから、とりあえず非正社員として働こうかな。」
B「今非正社員として働いても将来的にあまりスキルが向上しないし、やりたい仕事があるからとりあえず今の時間は資格取得に使って、生活費は捻出して生活しようかな。」
A「今お金無いし、安い食材を買おうかな。」
B「安い食材も良いけど、こっちの少しだけ高い食材の方が健康+食欲減少に繋がるなら先の健康と食費の総決算を見越して少しだけ高い方にしようかな。」
という具合に、最終的な結果を見越した時に利益が出るのがBであり、短期的な結果を見越した時に利益が出るのがAである。
正直これは時と場合による。常にAとBのバランスを取っていなければいけないのだが、特に人はAに傾倒しているように思える。なぜなら私がそうだからだ。賢い人は常にBを目指している。というか隙があれば全てBにしている。最近この事実に気付いた事によって賢い人間に少しだけ恐怖と羨ましさと腹立たしさを感じる。