Dr.STONE

とても面白い。何が面白いって、人の感情の描写がとても上手いのだ。あと表情。作画が誰かわかんないけど、作者は稲垣理一郎らしい。

当たり前だよな。アイシールドで名を馳せた人なんだから。

 

そして途中にいきなりぶっ込まれてきたゲーム要素を彷彿とさせる描写とか、クリスマス・元旦の映像を流す遊び心とか、誕生日が1/4の日とか、何かこう、アニメ内だけじゃなく現実世界でも収益を得ようとしている感じが途中見て取れたのだが、

あれは「作者が爪痕残す為に焦って現実世界とリンクするようなアニメーションを入れた」と思っていたけど、本当は稲垣理一郎なりのビジネスのやり方が顕著に現れていただけなのかもしれない。そもそもが深読みかもしれないけど、あまりにもストーリーの流れとは関係の無い、遊んだような導入だったから多分…いやどうなんだろ…

 

まあとりあえず、面白い!Dr.STONEは、一転の驚きだけじゃなく、2転先まで用意してくれる。それを見越せる人は「あ~、そう来ると思った」と予知できるだろう。けれど、2転先までの驚きを、伏線を上手く繋ぎ止めて描いているのは凄いと思う。更にそれに対するキャラクターの情動が「理解出来るから」面白いのだ。

 

「あれ?何言ってんのこいつ」とならない、あまり萎えさせてくれない感情の働きが観る者にとってはスムーズに理解に繋がり、よりアニメにのめり込めるようになっているのだろうと思う。

(科学軍の話。武力軍の意見はちょっと引っかかるかも)